広州 | 凝縮されたスープに都市を想う
三泊四日の広州滞在。3日目
ホテルから歩いて、優しそうな味付けの朝食をさがす
温かいものを食べたい
シンプルなスープの王様という意味だと勝手に解釈
想定よりも量が多い。上牛皮丸+猪杂汤 河粉 16元
まさにこういうものを探していた
ライスヌードルっぽいなにか。スープが温かいだけでもありがたい
セロリの葉っぱのようなものが良い香りだ
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ミーティングの連続。
オフィス街を歩いていると、不思議なビルを見かけた

小屋が建てられている…?
床が迫り出している…?
数日滞在して感じるのだが、中国の人々はとても合理的なのだと感じる
人口が10倍ならば車の数も増える。
道には車が溢れる。
車間距離を空けると全ての車が収まりきらない。
車間距離が無ければよい。
ビルを建てるならば、ビルに小屋を建て、建築しながら住めば より早くビルが完成するのかもしれない
全てここ最近建てられたものだと聞いた
道や建物の整備も合理的である
人口が十倍の環境では
人の流れをシュミレーションして都市計画を組み、街を作り替えないと
人が溢れ破綻してしまうのかもしれない
—
中国の版号という制度は明確で洗練されていると感じる
人口が10倍いると、粗製濫造となりクオリティの悪い製品も出てきてしまう
版号という制度で製品の数を絞ることで
限られた製品に大量の人員を動員してクオリティの高いものが生まれる
国というオーナー企業による国運営により、明確なルールが制定される
そのルールの中であれば、人々の自由が保障される。
超えてはいけないラインがわかっているからこそ、人々はギリギリのラインまで攻めることができるのだ。
相対性理論 / チャイナアドバイス
脳内でチャイナアドバイスがずっと流れている
もうわたしの虜になっチャイナチャイナちゃいなよ
チャイナ・アドバイス
さあ浮世を手玉に取っちゃいな
チャイナチャイナ
チャイナ・アドバイス
合理的な世界に惹かれてきたのかもしれない
道端でフレッシュな羊の鍋を堪能する
昨日の深夜徘徊で見つけたあの道にまた行こう
あの通りに行けば、勝利は約束されている
例の道を歩くと、連なるさまざまな料理店が、軒先にテーブルを出し 客に料理を提供している
その中の、活気のある羊鍋の店に入ることにした
筆者は辛いものが食べられないので清汤羊肉を選択
店の前の冷蔵庫には処理したばかりの羊が、そのままの姿で横たわっていた
フレッシュな羊だ。うまいに違いない
(写真割愛)
タレは自分好みに作るらしい
腐乳とパクチーと、何かのソースを入れてみる
コーン、ナツメ、ココナッツ薄切り、大根、謎の漢方の枝が煮込まれている
フレッシュ羊肉
何かの枝と幹のようなもの。硬くて食べられない
時間をかけて鍋の中で育てた大根が格別に美味しい
道端のテーブルでフレッシュな羊肉を齧る
熱いスープをすする。力がみなぎってくる
ココナッツの甘やかな香りが羊肉と合うことを知った
きゅうりが入っていたのと辛そうなので手をつけず
こんな量の生にんにくを食べたらお腹を下してしまう
生にんにくon焼きナス
ニラを串に刺して焼いた姿を初めて見た
スタミナの付きそうな料理がつぎつぎと運ばれてくる
エネルギーの塊のような都市で生きるのにふさわしい食事だ
スーパーマーケットには乾物が格安で売られていた
貝柱を購入して持ち帰ったが、しばらく放置していたら虫が湧き袋ごと捨てた
全てが目新しいアイスのパッケージたち
謝謝 玖堡先生
結局はここに辿り着く。勝利は約束されていた
外のベンチで酒を飲み、この国の合理性や人々のエネルギーについて議論をする


道の反対側の犬を観察
凝縮されたスープのような
2時間睡眠、4時起き早朝に空港へ向かう。
迎車の際、せっかくだからと車種を指定していただく気遣いにより、中国最高級とされる紅旗1のセダンに乗ることとなった
紅旗H9
センターグリルの傾斜がニクい

高速道路を130km/sで飛ばし、あっという間に空港まで運ばれてゆく
車の多さや、車間距離の短さも、もはや気にならなくなっていた

空港で飲茶とスープを注文する。
さまざまな食材と漢方の香りを纏ったスープが寝不足の身体に染み込んでいく
こんな濃厚なスープを日常的に飲んでいるからこそ、この熱量溢れる都市で生活できるのだろう
凝縮されたスープのようなエネルギッシュな血液が、この土地の人々には流れている
学ぶことの多い広州の滞在となった