広州 | エネルギーの塊みたいな夜景
三泊四日の広州滞在。2日目
中国のマクドナルドでは粥が食べられるらしい。
粥が含まれるセットを店員に身振り手振りで伝え、なんとか確保した。粥はとてもぬるく、ハッシュドポテトと油条がセットで付いていた
炭水化物しかないじゃないか…
揚げ物2つと粥とコーヒー
車が多い。この数秒に何台車が通過したのか
ホテルの窓から外を見ると、公園で太極拳をしている集団がいた
太極拳グループは複数いて、朝の公園は社交場のようになっていた
植木とセットになっている歩道橋を初めてみた
日中はひたすらミーティングのため、いろいろなオフィスを周って過ごす
人口が日本の10倍ある国でのビジネス規模に打ちのめされた
ネットイースカフェのコーヒー
エネルギーの塊のような夜景
夜は食事の予定が入っていた。フォーシーズンズの中に入っている伝統的な広東料理の店1のようだ
ピータンに花びらがのっているのを初めてみた
テッカテカに輝く鶏肉
キャラメリゼされているのか表面がぱりぱりするチャーシュー
蟹味噌?の混ぜご飯
チャーシュー入りのパイ。めちゃくちゃに甘かった
食事は美味しいのだが、レストランから見える景色の情報量に目眩がしそうになる
エネルギーの塊みたいな夜景だ
天空のレストランのそのさらに上
このレストランが入っているビルの上層階にはフォーシーズンズが入居し、70階から100階までが吹き抜けになっている。
ビルの70階から上を吹き抜けにする…?そんな設計のアグレッシブさに目眩がする
70階から上を見上げたところ
上から下を覗き込む
この一番上にはバーが入っているらしい。ここまで来たらいくしかない
TIAN BAR
周りの高層ビルがミニチュアに見えてくる
バーでは屈強な外国人スタッフが英語で対応してくれた。
爆音でクラブミュージックが流れ、シグネチャーカクテルか何かを飲んだ気がする。
メニューの葉巻の値段は日本の5倍以上した。
あまりの情報量に圧倒され、もう胸もお腹もいっぱいになっていた。
ホテルに帰ろう
六本木ヒルズ森タワーを縦に二つ繋げたのかな?
タクシーから外を見上げると、ついさっきまでそこにいた超高層ビルが見えた
わたしは静かにホテルまで運ばれていった
目の当たりにした巨大なエネルギーが身体を渦巻いていて、到底眠ることなどできなかった。
僕たちはこれを探していたんだ
とにかく地面を感じよう
ホテルを出て、当てもなく歩くことにした
夜にもかかわらず、床屋もクリーニング店も普通に営業している
大陸の野良犬に少しビビるなどする
いつの間にか壁に囲まれた道に辿り着く
あまりにも何もない。政府が区画ごと整備する地区に入ってしまったようだ。
これを抜けたら大人しく帰ろう…
この壁の外は広大な空き地のようになっていた
道を抜けると、商店街のような道路に辿り着いた
道端で酒を飲む人間、鍋をつついて食事をする人々
「あの看板、ビールって書いてない?ビールだよね??
私の目はルンルンに輝いていた

恐る恐る中を覗くと、客は誰もいない
指差しで中で飲んでいいか確認し、招き入れられる
もしかして、ここで作っている?しかも大量に
メニューのビールを注文すると、そのまま大きなタンクから注いでくれた
(この店、大当たりじゃないか)
慣れた手つきでタンクから注ぐ
お世辞抜きに美味しい。たくさん飲める味わいだ
メニュー表。値段に注目
僕たちはここを探していたんだ!
満面の笑みで肩を抱き合い、ビールをガブガブ飲んでいく
500mlで400円しない、値段もどうかしていた
外を見ると、Tシャツを上にまくり、腹を出しながら歩く中年男性の姿を見かける
一人や二人ではなく、何人も見かける
腹にビールを流し込み、酔いも回ったし
なんだか今日はいい日かもしれないね。
ホテルに帰ろう。
そうだ、僕たちもお腹を出しながら帰ってみようか

誰も気にしている人などいない。
腹を出しながら歩いていると、圧倒的なエネルギーに驚き火照った身体が
すこしずつ冷えていくのを感じた
僕は広州のことが好きになった
つづく
Footnotes
-
YU YUE HEEN ↩